職場や家庭のモヤモヤが減る 4タイプ別コミュニケーション

こんにちは!Brightyブログ担当のコーチ&カウンセラーのYUTAです。
「早く返事がほしいのに、なかなか決めてくれない同僚」 「良かれと思ってアドバイスしたのに、なぜか不機嫌になる家族」 「なんでそんな言い方をするんだろう?」 そんな風に、人との関わりの中でモヤモヤした経験はありませんか?
私たちはつい、「相手がおかしい」 「もっとこうしてくれたらいいのに」と考えてしまいがちです。 でも実は、そのすれ違いは性格の問題ではなく、「タイプの違い」から生まれているのかもしれません。

今回ご紹介する「4つのタイプ分類」は、もともとアメリカで生まれた信頼性の高い行動科学(ソーシャルスタイル理論)がベースになっています。
【補足:この分類のルーツと歴史】
本記事のベースにあるのは、1960年代に米国の心理学者が提唱した「ソーシャルスタイル理論」という行動科学の枠組みです。これを日本のコーチングの草分けである株式会社コーチ・エィが国内向けに最適化し、「タイプ分け™」として普及させました。
英語圏の専門用語を
「コントローラー」
「プロモーター」
「アナライザー」
「サポーター」
という日常でイメージしやすい4つの呼称に改めたことで、現在の対人支援や組織開発の現場で広く愛される共通言語となっています。
もちろん、人間を4種類にきっちり分類できるわけではありません。ですが、目の前の相手に対して「今はどのタイプに近いのかな?」という視点を持つだけで、お互いの関わり方はぐっと楽になります。
ぜひ、職場のメンバーや上司、家族、昔からの友人の顔を思い浮かべながら、さっそくそれぞれの特徴と関わり方を見ていきましょう。
あなたや周りの人はどのタイプ?「4つのタイプ」の特徴
□ コントローラー(行動派)

ビジネスを前に進める決断力のあるタイプ
「自分で決めたい」 「結論から話したい」と考える傾向があります。
仕事が早く、決断力があり、目標達成への意欲が強い頼もしい存在です。 会議で話が長くなるとソワソワしたり、「結局どうしたいの?」と結論を求める人は、このタイプかもしれません。
大切にしていること
結果を出すこと
自分で決められること(裁量)
スピード感のある決断
苦手なこと
自分でコントロールできない状況
結論の見えない長い話
接し方のコツ
報告や相談は結論から伝えましょう。また、「A案とB案がありますが、どちらが良いと思いますか?」のように選択肢を提示し、最終判断を相手に委ねるとスムーズです。
NG行動
長々と経緯だけを説明すること。細かい手順ばかり指示すること。
□ プロモーター(アイデア派)

チームを盛り上げるムードメーカータイプ
楽しいことが好きで、新しいアイデアを考えるのが得意です。 感情表現が豊かで、周囲を明るくする力を持っています。 「面白そう!やってみよう!」と、新しい挑戦にワクワクする人はこのタイプかもしれません。
大切にしていること
楽しさ
認められること(承認)
新しいアイデア
苦手なこと
無視されること
退屈な状況
接し方のコツ
アイデアや感情にしっかり反応しましょう。「そのアイデア面白いね!」 「それはワクワクするね!」と共感すると、さらに力を発揮します。
NG行動
アイデアをすぐ否定すること。細かいデータや課題ばかりを指摘すること。
□ アナライザー(慎重派)

データと論理で正確な判断をするタイプ
情報を集めて客観的に分析することが得意です。 慎重で計画的なため、大きなミスを防ぐ重要な存在です。 何かを決める前に、「本当に大丈夫かな?」「他の可能性はないかな?」と考える人はこのタイプかもしれません。
大切にしていること
正確性
納得感
データや根拠
苦手なこと
根拠のない判断
不十分な情報で決断すること
接し方のコツ
事実やデータを示しながら説明しましょう。また、その場で答えを求めるのではなく、「ゆっくり考えてから教えてね」と時間を渡すことも大切です。
NG行動
「大体でいいから」 「とりあえずやってみよう」と急かすこと。感情論だけで押し切ろうとすること。
□ サポーター(協調派)

チームの安心感を支えるタイプ
誰かの役に立つことや、人とのつながりを大切にします。 周りへの気配りが上手で、縁の下の力持ちとして活躍することが多いでしょう。 困っている人を見ると放っておけない人は、このタイプかもしれません。
大切にしていること
調和
安心感
協力し合うこと
苦手なこと
人間関係の対立
急激な変化
誰かを失望させること
接し方のコツ
結果だけでなく、日々の頑張りにも目を向けましょう。「いつも支えてくれてありがとう」「助かっているよ」という言葉が大きな力になります。「一緒にやろう」 「力を貸してほしい」という声かけも効果的です。
NG行動
競争をあおること。強いプレッシャーをかけること。急な変化を押し付けること。
私たちの日常にも、こんな「タイプの違い」があります

例えば、この記事を書いている私(サポーター)と、私の妻(プロモーター)の日常をご紹介します。
私はサポータータイプなので、やはり「調和やチームワーク」をいちばん大切にしています。改めて書いてみると、私は調和やチームワークと、日頃の行動の表れ方として、グループの様子を見守ったり、調整役として周りを見ることが多いなと思います。
一方で、プロモータータイプの妻は、楽しいことを好むタイプです。 よく「ドライブに行こう!」と楽しそうに誘ってくれたり、自分の持っている資格を活かして新たな職場へと踏み込むことも、驚くほど容易にできてしまいます。
以前は、そんな妻の行動力に対して「なんでそんなに急に動けるんだろう?」と不思議に思ったり、逆に妻からは「なんでそんなに周りを気にして慎重なの?」と思われたりしたこともありました。
でも、お互いのタイプを知ってからは、「そっか、妻は新しいワクワクに踏み込むのが得意なプロモーターなんだな」「夫はみんなの安心を考えて調整してくれるサポーターなんだな」と、お互いの強みとして尊敬し合えるようになりました。
大切なのは「決めつけない」こと
ここでひとつ大切なポイントがあります。 それは、「この人はこのタイプだからこういう人だ」と決めつけないことです。
人は誰でも複数のタイプの要素を持っていますし、状況によっても変化します。 このタイプ分けは、人を分類するためではなく、お互いを理解するためのヒントです。
相手を変えようとするより、「この人は何を大切にしているのだろう?」と考えてみる。 その視点を持つだけで、人間関係はぐっと楽になります。
まとめ
人間関係の悩みは、相手を変えようとすると苦しくなります。
でも、 「この人は自分とは違う価値観やタイプを持っているのかもしれない」 そう考えるだけで、相手にかける「言葉の選び方」や「自分の行動」に自然と変化が出てくるはずです。
コントローラーには、結論と選択肢を。
プロモーターには、共感とリアクションを。
アナライザーには、根拠と考える時間を。
サポーターには、感謝と安心感を。
ぜひ明日から、身近な大切な人をひとり思い浮かべてみてください。 そして、その人に合いそうな関わり方をひとつだけ試してみましょう。
小さな工夫が、大きな信頼関係につながるかもしれません。
毎日の人間関係が、今よりも少しでもラクに、そして居心地の良いものになりますように。


