大企業より「鶏口牛後」を選んだ理由|ブライティー代表が語るキャリアの選び方
「大企業に入れば安泰」——就活生なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。今回は、ブライティー代表のなるが、大企業のインターンを経験しながらもスタートアップの道を選んだ理由についてお話しします。
「早くて4〜5年」で気づいた違和感
代表のなるも、最初は大企業志望でした。地方大学出身で、周りも「とりあえず大企業に入れば安泰」という空気感。親もスタートアップと聞くと心配するタイプで、大企業のインターンに行くと喜んでくれたそうです。
海外経験を活かしたいと考え、大阪にある大手メーカーのインターンに参加。ところが、ここで転機が訪れます。「海外で働きたい」と伝えたところ、返ってきた答えは「下積み3年、早い人で4〜5年」というものでした。
今思えば当然のことかもしれません。でも、当時のなるにとって、この時間軸は想像以上に長く感じられました。「何年も待たなきゃいけないのか」——この違和感が、大企業以外の選択肢を考え始めるきっかけになったといいます。
「鶏口牛後」という考え方
なるが大切にしている言葉に「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」があります。大きな組織の末端にいるよりも、小さくてもトップに立つほうがいい、という意味の故事成語です。
「小さい組織でもいいから、自分に責任や権限がある状態に立ちたかった」となるは振り返ります。トップに立つ責任を負ってみないと学べないことがある。自分に力をつけるには、それが必要だと考えました。
実際にスタートアップで働き、今は会社を経営する中で、「自分でやるからこそ学べることがたくさんある」と実感しています。短期間で成長したいなら、小さい組織という選択肢も十分ありかもしれません。
カナダでの挫折が原点に
実は、なるは大学時代に1年間休学してカナダに渡っています。「この先何十年の人生を、あと1〜2年で決められない」と感じたからです。
ところが、現地では仕事がまったく見つかりませんでした。「これを見て誰が雇うんだ」と、何もできない自分に絶望した経験。この挫折が、今のなるの原動力になっています。
就活生へ「好きなことを仕事に」
就活生へのメッセージとして、なるは「とにかく好きなことをやってほしい」と伝えています。福利厚生や安定感で会社を選ぶ人も多いですが、それは「仕事以外のプライベートを充実させたい」という話にも聞こえます。
「好きということ自体が才能。その好きを突き詰めたところに仕事があればいいし、なければ作ればいい」。1日8時間、人生の大きな部分を占める仕事だからこそ、何を選ぶかは本当に大切です。学生のうちは実感がわきにくいかもしれませんが、だからこそ今のうちに「自分は何が好きか」を考えておくことをおすすめします。
コーチングを「当たり前」にしたい
2年前に子どもが生まれたことをきっかけに、なるは「コーチングを義務教育レベルまで届けたい」という想いでブライティーを立ち上げました。コーチングが特別なスキルではなく、誰もが使える共通言語になる未来を目指しています。
好きなことを見つけて、それを仕事にする——そんな生き方を選ぶ人が増えてほしい。ブライティーはそのお手伝いをしていきます。
